【幼稚園・保育園集客】ホームページ用語解説【これだけ知っておけば大丈夫】

この読者のなかには、

ホームページの作成担当を突然任されて、「どうやって始めたらいいのか」「専門知識がない自分にできるだろうか」と不安に感じている先生も多いかもしれません。

特に、ホームページやSNSといったオンライン集客は保育活動とはまったく関係のない分野のため、何から手をつけて良いのか戸惑うこともあるでしょう。

ですが、安心してください。

難しい専門用語や複雑なシステムに戸惑うことなく、基本的なポイントを押さえるだけで、幼稚園や保育園の魅力をしっかりと保護者に伝えることができます。実は、ホームページやSNSを使った集客は、全てを完璧にする必要はなく、一歩ずつ取り組んでいけば十分に効果が見込めます。まずは、今回ご紹介する用語を理解し、ポイントを少しずつ実践することで、自然と集客力が向上していきます。

たとえば、園のホームページがスマートフォンで見やすいだけでも、保護者の安心感や信頼感は大きく変わります。また、日常的な園の様子をSNSで発信することで、保護者に親しみを感じてもらい、興味を持ってもらうことも可能です。

このガイドでは、初心者の方でも無理なく始められる方法を、わかりやすく丁寧に解説します。一歩ずつ進めていけば、園の魅力をしっかりと伝え、保護者に安心してもらえるホームページが作れるようになります。まずは気軽に読み進めてみてください

目次

【幼稚園・保育園集客】ホームページ用語解説

1. SEO(検索エンジン最適化)【重要度:高】

SEOとは、ホームページがGoogleなどの検索エンジンで上位に表示されるように工夫することです。例えば、「〇〇幼稚園」と検索されたときに、その幼稚園のホームページが上の方に出てくるように設定する技術のことです。

1-1. SEOの基本とは?

SEOは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。これは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、特定のキーワードで検索された際に、あなたの幼稚園や保育園のホームページが上位に表示されるようにするための施策を指します。SEO対策を正しく行うことで、検索エンジンから多くの人にホームページを訪問してもらえるようになります。

具体的には、保護者が「〇〇市 幼稚園」「〇〇区 保育園 見学」などのキーワードで検索したときに、あなたのホームページが上位に表示されることが理想です。検索結果の上位に表示されればされるほど、多くの人に見てもらえる機会が増えます。逆に、検索結果の2ページ目やそれ以下に表示されてしまうと、訪問者数は大幅に減ってしまう可能性があります。

1-2. SEOが必要な理由

なぜSEOが重要なのか?それは、保護者が園を探す際に、インターネット検索を活用するケースが増えているからです。現代の保護者は、インターネットで口コミや評判、施設の特徴などを事前に調べ、複数の園を比較した上で見学や問い合わせを行うことが一般的です。そのため、検索エンジンで上位に表示されないと、そもそも保護者に見つけてもらえない可能性が高くなります。

SEO対策を適切に行うことで、特定のキーワードで検索された際に自園のホームページが上位に表示され、自然と多くの訪問者が集まります。これは、広告費をかけずに安定した集客が見込めるため、長期的な効果が期待できる集客方法です。具体的なSEO施策としては、ページのタイトルに適切なキーワードを含める、各ページの内容が検索ユーザーの意図に沿った情報であるかどうかを見直す、サイトの読み込み速度を改善するなど、様々な要素があります。

例えば、ある幼稚園が「〇〇市 幼稚園」で検索した際にトップページに表示されると、それだけで多くの保護者に見つけてもらえる可能性が高くなります。このため、SEOは集客の基盤となり得る重要な施策です。

2. 検索順位【重要度:高】

検索順位とは、検索したときにホームページがどの位置に表示されるかのことです。上位に表示されるほど、保護者が見つけやすくなります。例えば、1位だと一番上に出てくるということです。

2-1. 検索順位が与える影響

検索順位とは、検索エンジンで特定のキーワードを入力した際に、あなたのホームページがどの位置に表示されるかを指します。たとえば、保護者が「〇〇市 幼稚園」や「保育園 見学」などのキーワードで検索した場合、検索結果の上位にあなたの園のホームページが表示されるかどうかが検索順位です。検索結果の上位に表示されるほど、保護者があなたの園の存在を知る機会が増えます。

多くのユーザーは、検索結果の1ページ目だけを確認し、その中でも特に上位の3つのリンクをクリックする傾向があります。逆に、2ページ目やそれ以下に表示されるサイトは、ほとんどクリックされることがありません。そのため、検索順位が低ければ、たとえ内容が充実したホームページであっても、保護者に見つけてもらえない可能性が高まります。

集客において検索順位が高いことは、保護者が園を比較検討する際に非常に重要です。順位が高ければそれだけ信頼度も上がり、見学予約や問い合わせの増加が期待できます。特に、インターネットで情報収集を行う保護者が増えている今、検索順位は集客成功の鍵を握る要素と言えるでしょう。

2-2. 上位に表示されるために

検索結果で上位に表示されるためには、いくつかのSEO(検索エンジン最適化)施策を実践する必要があります。まず、保護者が検索するであろうキーワードを的確に選び、サイト内に自然に取り入れることが重要です。たとえば、「〇〇市 幼稚園」や「保育園 見学」など、地域名や具体的なサービスを含んだキーワードをホームページに散りばめることで、検索エンジンに認識されやすくなります。

また、高品質なコンテンツの作成も不可欠です。保護者が興味を持ちやすい情報を提供し、写真や動画を活用して園の魅力を伝えることで、訪問者の滞在時間が長くなり、検索エンジンからの評価が上がります。さらに、スマホ対応(レスポンシブデザイン)とページ速度の改善も重要です。保護者の多くはスマホで情報を検索するため、スマホで見やすいデザインであることが集客に直結します。また、ページの読み込みが遅いと、ユーザーが離脱してしまう可能性があるため、画像や動画の最適化を行い、ページの軽量化を図りましょう。

他にも、外部リンクの獲得が有効です。信頼性の高いウェブサイトからリンクをもらうことで、検索エンジンに「信頼できるサイト」と認識され、順位が上昇しやすくなります。地域のポータルサイトや、幼稚園・保育園関連のメディアと連携して、自園のリンクを掲載してもらうのも一つの方法です。

3. レスポンシブデザイン【重要度:高】

レスポンシブデザインとは、スマートフォンやパソコン、タブレットなど、どの機器でホームページを見ても綺麗に表示されるデザインのことです。画面の大きさに合わせて自動的に調整されるので、見やすくなります。

3-1. レスポンシブデザインとは?

レスポンシブデザインとは、ウェブサイトがスマホ、タブレット、PCといった異なるデバイスでアクセスされた際に、それぞれの画面サイズに応じて自動的にレイアウトが調整され、快適に表示されるデザイン手法です。具体的には、スマホの小さな画面でも文字が読みやすく、メニューやボタンがタップしやすいようにデザインされ、PCの大きな画面でも画像やレイアウトが崩れることなく綺麗に表示されることを意味します。

かつては、PC用とスマホ用に別々のウェブサイトを作成することが一般的でしたが、レスポンシブデザインの登場により、一つのウェブサイトで全てのデバイスに対応することが可能になりました。これにより、サイトの管理が容易になり、ユーザーエクスペリエンスの向上が期待できるようになっています。

3-2. 保護者が使いやすいサイト作り

現代では、保護者の多くがスマートフォンを使って幼稚園や保育園の情報を探しています。調査によると、子育て世代のほとんどが日常的にスマホを使用しており、ウェブ検索、口コミ確認、SNSの閲覧など、様々な情報収集の手段としてスマホが活用されています。このため、スマホ対応がされていないウェブサイトは、閲覧者にとって非常に不便で、すぐに離脱されるリスクが高まります。

たとえば、スマホでアクセスした際に、文字が小さすぎて読みにくい、メニューが見つけにくい、リンクが小さくてタップできないといった問題があると、保護者は他の園を探しに行ってしまう可能性があります。これが集客に大きく影響するのです。

その点、レスポンシブデザインを導入していれば、スマホ、タブレット、PCのどれを使ってもスムーズに情報が閲覧でき、ユーザーに快適な体験を提供することができます。保護者にとって使いやすいサイトは信頼感を与え、見学予約や問い合わせといった行動を促しやすくなります。

さらに、Googleなどの検索エンジンも、モバイルフレンドリーなサイトを評価する傾向があります。検索順位の上昇に繋がるため、レスポンシブデザインはSEO対策としても非常に効果的です。

結論として、レスポンシブデザインは保護者のニーズに応えるだけでなく、集客力の向上、検索順位の向上、サイト管理の効率化といった多方面でのメリットを持ちます。幼稚園や保育園のウェブサイトを成功させるためには、レスポンシブデザインの導入は必須です。

4. SNS集客【重要度:高】

SNS集客とは、InstagramやFacebookなどのSNSを使って、園のことを多くの人に知ってもらい、興味を持ってもらうことです。これにより、見学や入園に繋げることができます。

4-1. SNSの力を活用しよう

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、幼稚園や保育園が保護者にリアルタイムで情報を届ける強力なツールです。現在、保護者の多くがInstagramやFacebook、LINEなどのSNSを日常的に利用しており、園の活動やイベント情報を簡単にチェックできる場としても重要視されています。SNSを活用することで、保護者はいつでもどこでも園の最新情報を確認でき、園の雰囲気や活動を直接感じ取ることができます。

特にInstagramは、ビジュアルを中心に情報を伝えるため、子どもたちの様子や園のイベントを写真や動画で紹介するのに最適です。短時間で多くの情報を発信でき、保護者が視覚的に楽しみながら園の活動を理解できる点が強みです。また、Facebookは長文の投稿も可能で、園の理念や教育方針、保護者からの口コミなどを共有するのに適しています。さらに、LINEは一斉に情報を配信できるため、緊急連絡や重要なお知らせを手早く届けるのに便利です。

SNSを活用する最大のメリットは、リアルタイムで情報を発信できることです。園の日常的な活動やイベントをタイムリーに公開することで、保護者に「今、どんなことが行われているのか」を伝え、園の透明性や信頼性を高めることができます。

4-2. 保護者とのコミュニケーションを深める

SNSは情報を一方的に発信するだけでなく、保護者との双方向のコミュニケーションを深める場としても活用できます。保護者が投稿に対して「いいね」やコメントをしたり、質問を気軽に送信できるため、園と保護者の距離を縮めることができます。特に、保護者が園の活動に関心を持ち、SNS上で積極的にコミュニケーションを取ることは、信頼関係の構築に非常に有効です。

園のSNSアカウントでは、日々の保育活動や行事の様子、園内の取り組みなどを積極的に発信しましょう。写真や動画を使って子どもたちが楽しそうに活動している様子を紹介することで、保護者は安心感を得られます。また、イベントや見学会の告知をタイムリーに行うことで、保護者が参加しやすくなるだけでなく、園に対する興味を持ってもらうきっかけにもなります。

さらに、SNSは緊急時の連絡手段としても役立ちます。急な休園やイベントの中止など、重要なお知らせを迅速に伝えることで、保護者に対する配慮や対応の速さをアピールすることができます。

SNSを通じて、園の活動や考えを共有し続けることで、保護者との信頼関係は深まり、安心して園に子どもを預けてもらえる環境が整います。園と保護者が日常的に接点を持ち、密接なコミュニケーションを図ることは、集客効果を高めるだけでなく、園全体のイメージ向上にもつながります。

5. MEO(マップエンジン最適化)【重要度:高】

MEOとは、Googleマップで園が検索されたときに、上の方に表示されるようにする対策です。保護者が「近くの幼稚園」と検索したときに、自分の園が地図に上位表示されやすくする工夫のことです。

5-1. MEOとは?

MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップやその他の地図検索エンジンで自園が上位に表示されるように最適化する施策を指します。特に地域密着型のビジネスである幼稚園や保育園にとって、地域の保護者が「〇〇市 幼稚園」や「保育園 入園案内」といった検索をした際に、園がマップ上で目立つ位置に表示されることは非常に重要です。多くの保護者は、地域の幼稚園や保育園を探す際、Googleマップなどの地図アプリを活用しています。検索結果に園が上位表示されれば、保護者がその園を見つけやすくなり、ホームページへのアクセスや問い合わせにつながる可能性が高まります。

MEOは、検索エンジン最適化(SEO)と同様に、オンライン上での集客を強化するための重要な施策です。特に、特定の地理的範囲でのサービス提供を行う幼稚園や保育園にとって、MEO対策は不可欠です。保護者にとって、自宅から近い園が見つけやすいことは、見学や入園を検討する上での大きな判断材料となります。MEOを行うことで、地域の保護者に園をアピールする有効な手段となります。

5-2. Googleマイビジネスの活用方法

MEO対策の中心となるのがGoogleマイビジネスの活用です。Googleマイビジネスに正確かつ最新の情報を登録することで、園がGoogleマップや検索結果に正しく表示されるようになります。まず、園の基本情報(住所、電話番号、営業時間、ウェブサイトリンク)を正確に入力し、変更があればすぐに更新しましょう。情報が正確であることは、保護者に対する信頼感を高めるだけでなく、検索エンジンにとっても重要な要素です。

次に、園の魅力を伝えるために、質の高い写真を掲載しましょう。園内の施設や子どもたちが遊んでいる様子、イベントの写真などをアップロードすることで、保護者が園の雰囲気を視覚的に感じ取ることができ、信頼感が高まります。写真を定期的に更新することで、園がアクティブであることを示し、Googleマップでの表示順位を高めることもできます。

さらに、口コミの管理もMEO対策の一環として非常に重要です。保護者からの口コミやレビューは、他の保護者にとって信頼できる情報源となります。ポジティブな口コミが多いほど、園に対する信頼感が増し、保護者が見学や入園を検討する可能性が高まります。定期的に口コミをチェックし、保護者からのフィードバックに対して感謝の意を示すことも大切です。ネガティブな口コミがあった場合も、誠実に対応することで、園の信頼性をさらに高めることができます。

これらの施策を実行することで、Googleマップでの検索結果に自園が上位表示されやすくなり、地域の保護者に見つけてもらいやすくなります。MEO対策は、オンライン集客の重要な一環として、積極的に取り組むべきポイントです。

6. 公式LINE【重要度:高】

公式LINEとは、LINEの中で幼稚園や保育園が使える「公式アカウント」のことです。保護者との連絡やイベントのお知らせをLINEを通じて簡単に行うことができます。

6-1. 公式LINEとは?

公式LINEとは、幼稚園や保育園が保護者との直接的かつ効率的なコミュニケーションを図るためのツールです。LINEは日本国内で非常に普及しており、日常的に使用している保護者が多いため、公式LINEを利用することで多くの保護者に手軽に情報を届けることができます。従来のメールや電話に比べて、LINEはスマートフォンで気軽に利用でき、メッセージが即座に届くため、保護者にとっても利便性が高いのが特徴です。

また、LINEの「友だち追加」を通じて公式アカウントに登録してもらうことで、園からの一斉メッセージや個別対応を簡単に行うことが可能です。このように、公式LINEは幼稚園や保育園にとって重要なコミュニケーションツールとなっており、集客や保護者との関係構築に大いに役立ちます。

6-2. 公式LINEの活用方法

公式LINEを使うことで、さまざまな情報を効率的に保護者に発信することができます。例えば、園での行事やイベントの告知、入園説明会の案内などを事前に通知することで、保護者が参加しやすくなります。また、緊急時の連絡手段としても非常に便利です。悪天候による休園やイベントの変更など、急な連絡事項をすぐに保護者に伝えることができ、保護者の不安を早期に解消する効果があります。

さらに、公式LINEでは、保護者からの個別の問い合わせにもスムーズに対応できます。たとえば、見学の予約、資料請求、入園手続きに関する質問などを、直接やり取りすることで、迅速かつ的確な対応が可能になります。このような対応を通じて、保護者との信頼関係を築くことができ、園に対する満足度や安心感を高める効果があります。

また、LINEの「リッチメッセージ」や「クーポン」などの機能を活用することで、視覚的に魅力的な情報を提供したり、イベント参加を促進したりすることも可能です。公式LINEをうまく活用することで、園のブランディングや集客においても大きな効果を発揮します。

7. コンバージョン率【重要度:中】

コンバージョン率とは、ホームページを見た人が実際に行動を起こす割合のことです。例えば、「ホームページを見て見学予約をした」という場合、この行動がコンバージョンにあたります。コンバージョン率が高いほど、多くの人が園に興味を持ち行動を起こしてくれるということです。

7-1. コンバージョン率とは?

コンバージョン率とは、ホームページを訪れた保護者が「資料請求」や「見学予約」などの具体的なアクションを実際に起こす割合を指します。単にホームページを見てもらうだけでなく、最終的に保護者が園と直接つながる行動(問い合わせや見学の予約)をしてくれるかが、集客において非常に重要です。この割合が高ければ、ホームページが保護者にとって使いやすく、魅力的であると判断される指標にもなります。

保護者がホームページを訪れる動機はさまざまですが、最終的にコンバージョンが行われるかどうかは、ホームページ上でどれだけスムーズに情報を提供でき、次の行動を促す工夫がされているかにかかっています。コンバージョン率が低い場合、保護者が十分に魅力を感じられず、他の園に目を向けてしまう可能性があります。

7-2. 問い合わせを増やす工夫

コンバージョン率を向上させるためには、保護者が問い合わせや見学予約などの行動を起こしやすい工夫が必要です。まず、最も効果的な方法の一つは、「問い合わせ」や「見学予約」ボタンを目立つ位置に配置することです。ホームページを訪れた保護者がどのページを見ていても、問い合わせがすぐにできるように、ボタンを常に画面の目立つ場所に置き、視覚的にもクリックしたくなるようなデザインにすることが重要です。

次に、問い合わせフォームや見学予約の手続きが簡単であることも大切です。フォームの項目が多すぎたり、入力に時間がかかる場合、保護者が途中で諦めてしまう可能性があります。そのため、入力項目は必要最低限に抑え、できるだけ簡単に完了できる設計にすることが、コンバージョン率を高めるポイントです。

また、園の魅力をアピールするコンテンツをページ内に盛り込み、保護者に「この園に問い合わせをしたい」と感じてもらうことも重要です。具体的な例や口コミ、子どもたちの活動風景を写真や動画で紹介することで、保護者がより園の魅力を実感し、行動に移りやすくなります。

8. CTA(コールトゥアクション)【重要度:低】

CTAとは、「行動を促すボタンやメッセージ」のことです。例えば、「見学予約はこちら」「お問い合わせはこのボタンをクリック」など、次の行動に誘導するためのボタンやリンクです。

8-1. CTAとは?

CTA(Call To Action)とは、ウェブページや広告、メールなどで、ユーザーに特定の行動を促すためのメッセージやボタンを指します。幼稚園や保育園の集客においては、保護者に「見学予約をする」「資料請求をする」「お問い合わせをする」といった行動を促す役割を果たします。CTAが適切に設置されていると、保護者が次にどのような行動を取ればよいかが明確になり、集客の効率を大きく向上させることができます。

CTAは単なるボタンやリンクではなく、訪問者に対して次のステップを具体的に示すための重要なツールです。たとえば、「今すぐ見学を申し込む」「無料で資料を請求する」「入園説明会に参加する」といったCTAは、訪問者に即時行動を促し、園と直接つながるきっかけを作ります。

8-2. 効果的なCTAで集客に繋げる

効果的なCTAを設置するためには、いくつかのポイントがあります。まず、CTAは目立つ位置に配置し、訪問者が迷わず行動できるようにすることが重要です。ページの最上部や最後に目立つボタンやリンクを設け、視覚的にもクリックしやすいデザインにしましょう。色やサイズ、フォントを工夫し、ページの他の要素と差別化することで、CTAがより際立つようになります。

次に、CTAの文言も重要です。シンプルかつ具体的なアクションを示すメッセージを使用しましょう。「今すぐ資料請求」「見学を予約する」「無料相談はこちら」など、保護者が何をすればよいのか明確に伝えることで、行動に繋がりやすくなります。

さらに、CTA周辺には園の魅力や特長をしっかりと伝えるコンテンツを配置することが効果的です。たとえば、園の特色や保護者からの口コミ、子どもたちの楽しそうな写真などが近くにあると、訪問者が園の良さを理解し、行動に移りやすくなります。

適切に設置されたCTAは、コンバージョン率を大幅に向上させ、集客を強化するための重要な要素となります。

9. バナー広告【重要度:低】

バナー広告とは、インターネットのページに表示される画像の広告のことです。例えば、他のサイトやSNSに表示される「〇〇幼稚園の見学受付中!」という広告を見た保護者が、そこをクリックして園のホームページにアクセスする仕組みです。

9-1. バナー広告のメリット

バナー広告は、ウェブサイトやSNSに表示される視覚的な広告の一種で、幼稚園や保育園のイベントや入園説明会などの告知に非常に効果的です。バナー広告の最大のメリットは、保護者の目に一瞬で訴えかけ、クリックを誘導できることです。特に、日常的に多くの人が利用するSNSや人気のウェブサイトに表示させることで、園の知名度を高め、潜在的な保護者の関心を引くことが可能です。

さらに、バナー広告は地域やターゲット層を絞った表示ができるため、効率的な集客にも繋がります。たとえば、子育て世代の保護者がよく閲覧するサイトに広告を出すことで、園の認知度を効果的に高めることができます。また、バナー広告のリンク先をランディングページに設定することで、保護者が園の詳細情報をすぐに確認し、見学予約や問い合わせを行いやすくなります。

9-2. 魅力的なビジュアルを使おう

バナー広告で保護者の興味を引き、クリックしてもらうためには、魅力的なビジュアルが不可欠です。視覚的に目を引くデザインや写真を用いることで、広告の効果が大幅に高まります。たとえば、子どもたちが楽しそうに過ごしている様子や、イベントの活気を伝える写真を使うと、保護者の関心を引きやすくなります。また、キャッチコピーやボタンのデザインも重要です。シンプルで分かりやすい言葉や、保護者が「クリックしたい」と思うような訴求力のあるメッセージを添えると効果的です。

バナー広告は、限られたスペースの中でいかに園の魅力を伝えられるかが勝負です。園の特色やイベントのメリットを端的に伝えるだけでなく、配色やフォントの選び方も工夫することで、保護者の関心を一層引き付けることができます。

まとめ

ホームページやSNSの運営が初めてで不安に感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。幼稚園や保育園の集客は、まず基本的なポイントを押さえることから始めれば、徐々に成果が見えてきます。今回ご紹介したSEOやMEO、SNSの活用など、一つひとつの施策を順番に取り入れていくことで、確実に集客力が高まっていきます。

特に、保護者の多くがスマートフォンを使って情報を探しているため、まずはスマホで見やすいホームページを作ることが大切です。

難しい専門知識がなくても、レスポンシブデザインの対応や、公式LINEを使った連絡手段の整備は簡単に始められるところです。これだけでも、保護者にとっては安心感が増し、園の印象を良くする効果があります。

また、SNSや公式LINEは、日常の園の様子やイベント情報を保護者に届ける強力なツールです。難しく考えずに、日々の活動や子どもたちの笑顔を発信するだけで、保護者とのつながりが自然に深まっていきます。

ホームページの運営は慣れるまでは大変かもしれませんが、一つずつ手をつけていけば大丈夫です。あなたが担当することで、園の魅力が多くの保護者に伝わり、結果的に子どもたちの笑顔が広がるきっかけとなります。焦らず少しずつ進めていきましょう。

▼追記
下記のページでは幼稚園・保育園の先生向けに、集客に強いホームページの作り方を解説しています。何をしたら良いかわからない・・という方でも安心して進められるよう、基本からご紹介しています。ぜひ参考にしてください!

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